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IMAGINE

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「ティーチングが始まります・・・」つづき


クツミはシンプルです。クツミは素晴らしい存在です。「アークのオーダー」が、とりわけ大天使ミカエルが彼に、目覚めつつあるこの古いエネルギーに戻って働きかけるように頼んだのは、それが理由です。彼はまた、最近、あなた方に、ナストのエネルギーについて、解決策について、いいえ、あなたは本当は、問題を抱えていないのだ、という事実を、人生にまだ、解決策を、本当には入って来させていないだけだ、という話をしました。私はただ、シャーンブラだけに話をしているのではありません。聞くつもりのある人すべてに話をしています。あなたはただ、解決策を持たなかっただけです。クツミは実に美しく、シンプルなやり方で、それをもたらしました。

それから、もちろん、セント・ジャーメインが入って来て、実際にあなたを挑発しました。セント・ジャーメインは、地球の「クリムゾン・サークルのオーダー」のイニシエーションについて話しました。覚えているでしょうが、セント・ジャーメインはエネルギーの編成と管理、具現化に関与しています。セント・ジャーメインは、エネルギーをグランディングさせ、固める手助けをしています。彼は専門家です。石を金(ゴールド)に変えることができる人は、彼のことです。砂漠のど真ん中であっても、どこからともなく水を出現させることができるのが、彼です。彼はすべてのエネルギーが利用できるのを理解しています。すべてのエネルギーは、彼のキャンバスです。彼はアーティストであり、それを構造へもたらすことができます・・・ 幻想へと、あるいは幻想という構造へ・・・ どんな形でも彼に奉仕する構造へ。彼は理解しています。あらゆるエネルギーを奉仕させるマスターです。さて、彼は地球のクリムゾン・サークルのイニシエーションを行うためにやって来ました。

クリムゾン・サークルのエネルギーは広く、美しいものですが、もう、本物のワークをする時でした。ただ、話しているだけのところを超えて行く時でした。ただ、月に一度、集まり、人生についてディスカッションをするのをやめて、あなたが実際に、ワークをする時でした。「クリムゾン・サークルのオーダー」のイニシエーションをすることで、アダマス・セント・ジャーメインは、このようなエネルギーを固め、構造化する手助けを - あなたとともに取り組んでいます。

クリムゾン・サークルの建造物を目にするようになるでしょう。なかには少し、怖れを感じる人もいるかもしれません。ひとつの建物を、そして2つの、また3つ、そして世界中に見るようになるでしょう。シャーンブラ・サービス・センターを、構造物として、建物として見ることになるでしょう。そのエネルギーを、構造物をできる限り健全な状態に保っておくために、そこにエネルギーの流れが、エネルギーのガイドラインができるのを見るでしょう。

クリムゾン・サークルそれ自体が、ただ別の領域で機能するだけにとどまらないのを、あなたは見ていく出しょう。私たちは、ずっと前に言いましたが、シャーンブラ大学は何年も前に - 何十年も前に - 別の領域で創られました。あなたはそれを地球にもたらすのを切望していました。そしてセント・ジャーメインが、エネルギーのイニシエーションを行うことで、エネルギーの構造化を行うことで、それがより簡単に、より速く入って来れるようになりました。「新しいエネルギー」の教師として、あなたが必要とする、あるいは欲するツールが持てるようになりました。

彼は「新しいエネルギー」の「スタンダード」となる気がある人たちにイニシエーションを行いました。イニシエーションは、承諾、ということです。彼は基本的にあなたにこのように聞いています。「あなたはこの役割を受け入れますか? 前進するのを選択しますか? 人生でのあなたの情熱を行う選択をしますか? あるいは、傍観者になって、それについて話し続けたいですか? ただそれを夢見ていたいのでしょうか、それとも、それをやりたいのでしょうか?」

それは、答が明白な、分かりきった質問のように思えますが、やらずに、夢を見るのを好む人たちがいます。夢を見ることは、あこがれや欲求の感覚を創り出します。それ自体が、中毒性のあるエネルギーです。夢を見ることは、常にあなたの外側に、本当には責任を負わなくても良い状態にそれをとどめておきます。夢を見ることはとても - 何と言えるでしょう - 夢見るようなエネルギーで、やわらかく、フワフワしたエネルギーです。あなたはこれだけの素晴らしいことを夢見ますが、夢想家であることを超えて、創造者になれるでしょうか? この地球という領域に、それをもたらすことを。そのために、あなたはここにいます。それをするために、あなたは地球にやって来ました。知り得る限り、最も濃密なエネルギーのなかでそれを実現するために。

ですからセント・ジャーメインは、こう聞くことで・・・ イニシエーションを受けるのを選ぶなら、ということは、あなたにこう聞いていたのです。「夢見ることを超えて、それを実現して、実際にやり、その責任をとることを選択しますか?」 彼や私、トバイアスに、あなたの代わりにやってもらうのではなく、自分のために、自分の力でやるということです。

当然ながら、それは問題を提起しました。表面的な問題は、あなたが見てみるなら、それはあなたの「オーダー(結社)」での過去世のものです。セント・ジャーメインは言いましたが、あなたは追放されました。去るように言われました。でも、あなたが去るように言われたのは、何か悪いことをしたからではありません - それがあなたのハートで感じたことであったとしても - 立ち去るように言われたのは、あなたがそれ以上に成長したからであり、私たち側の天使の存在とともにワークしていた、それらのオーダーのエルダーたちが、オーダーの内部にとどまることで、あなたがエネルギーを停滞させているのを知っていたからです。あなたは自らの成長を抑制していました。オーダーが与えられるものをあなたは超えていましたし、あなたがオーダーに戻せるものも超えていました。ですから、あなたは去るように言われました - 自分の力でやっていくように - あなたがまず、自らの至高の「オーダー」になれるように。

ですから、セント・ジャーメインがイニシエーションについて話した時、そのようなあらゆるイメージが、去るように言われた時の過去の記憶が上がってきました。

でも、本当に進行しているのは、とても困難な問題は、挑戦を受けていることは何かと言うと、「夢を見ることを、願い、望むことを超えて行く準備はできていますか? あなたが睡眠の状態でやっている、アストラルの領域でやっている、この創造的なワークを - 創造者としてのワークを - 超えて行き、もう、地球にそれをもたらす意思があなたにはありますか?」 それは、難しい質問です。

夢を超えて行き、本当にこの地球にそれを実現するには、違う種類の人間の天使のあり方が必要になります。なぜなら、とても明白になるからです。いったん、それを実現し、あなたの現実へもたらすようになると、それはつまり、あなたの目の前にあるわけです。そこで、これだけの質問が出てきます。「私は、創造者として、それだけの資格があるだろうか?」 あるいは、「創造者としてはでき過ぎだろうか?」 実に優れた創造者であるゆえに、天と地を動かすことをジョークにして、気がつくと、家の外では家を壊し、木々をなぎ倒す勢いの大嵐が吹いているというわけでしょうか? そのようなことは、あなたが自分の能力に、あなたの創造者としての能力に対して二の足を踏む原因になるでしょう。

ですから彼は、あなたにこう、挑戦しているのです。「あなたは、本気ですか? あなたは本気ですか、それとも、ただそれを夢見ていき続けるだけでしょうか?」 厳しい問題です。頭の痛い問題です。

彼はまた、あなたがイニシエーションを選べば、「クリムゾン・サークルのオーダー」の「スタンダード」になることを選ぶなら、あなたは通信員(コレスポンデント)を持つことになる事実について話しました。彼は、通信員という言葉を、注意深く選びました。「ガイド」とは言いませんでした。「ガイド」は、まったく違う含みがあります。けれど、通信員は、私たちの領域から入って来る天使の存在のことです。それは、ランナーとは違います。ランナーは、エネルギーのバランスをとり、行き来させる役目を持っています。

通信員は、基本的に、かつて地球にいたことのある天使の存在であり、私たち側にある学校のなかで、「新しいエネルギー」について、教師としてのあなたの役割について高度な訓練を受けた存在です。通信員は、私たち側からあなたへの、1対1の連絡係です。通信員は、あなたの代わりに何かをやる存在ではありません。私たち側でのあなたのエネルギーのバランスを絶えずとっていきます。通信員はまた、あなたに向けて、クリムゾン・カウンシルから、絶えず情報やエネルギーを伝えていきます。

通信員はおそらく、いわゆる、教師の助手とも言えるでしょう。特にティーチング・ワークにおいて、あなたのヘルパーになります。あなたの通常の人生で、ということではありません。あなたの請求書の支払いのようなものを引き受けるわけではありません。通信員は、天使の領域と、あなたが地球の領域でやっていることとの連絡をとりあっていきます。

つまり、あなたが生徒たちの前に、人間の生徒の前に座っている時に、たった今、私たちがしているように - 素晴らしい神聖なる人間たちに話をしていると - 連絡係の天使が今、入って来て、カウルダーと私たちが、あなた方が、小さな狭い範囲の意識以上のものが見れるように手助けをしています。通信員は、私たちの領域と、あなた方の領域で起こっていることを、広範囲に見させてくれます。ですから、あなたには、そのような協力してくれるエネルギーがあります。

セント・ジャーメインがたくさんのボタンを押したのは(挑発した、怒らせた)私たちも分かっていますが、彼はそのつもりでした。それをするのが大好きなのです!(トバイアスがくすくす、笑っている) 古いことわざでは何と言うのでしょう・・・ 彼はもっと押せるように、あなた方に実際、いくつかボタンを取り付ける手助けまでしました。(笑)

ですから、シャーンブラの皆さん、この数ヶ月は、とても速いペースでした。たくさんの意識の変化がありました。あなたは、日常生活でそれを実現し始めるでしょう。

私はまた、今日は短い物語を話したいと思います。短いものを。あなた方の旅を、そしてあなたがワークしていくことになる生徒たちの旅を描いたものです。

ではここで、皆で深呼吸しましょう・・・ 私たちの次元のエネルギーを再び、感じて下さい。私たちが創造した空間を。ここでは、養うことは行われていません。驚くべきことです。養うことがありません。あなたがここにいる時に時々、感じるような、エネルギーが引っ張られるようなものはありません。エネルギーが抜き取られるのを感じません。あなたはこの至高のエネルギーのなかに、ともに座っています。

では、私はジョリーの物語をします。ジョリーは美しい、美しい若い女王でした。彼女が治めていたのは、タイバスという王国です。これは半分フィクションで、いくぶん、本当の話です。あなた方の多くの方のエネルギーを寄せ集めたものです。ですから、今、私が女王ジョリーの話をする時に、自分自身を感じて下さい。

また、私がこの物語をする時に、特に、目覚めようとしているエネルギーを感じて下さい。クツミがワークしていた場所の。ずっと昔に存在した場所であり、あなたがやって来た場所であり、現在、あなたに様々な多様な形で手を差し出している場所です。あなたが教師になるのだ、と言った時、私はあなたがただ、この地球にいる人間たちを教えていくだけだ、とは言いませんでした。それについては後ほど、さらに話をします。

さて、ジョリーは美しい若い女王で、タイバスを治めていました。タイバスの地は、見渡す限り広大な、目で見える以上に広大な地でした。ティブでは決して日が沈むことはない、と言われたこともありました。それほど大きく、広大でした。当然のことながら、女王として彼女は、女王だった母親から王位を継承しました。その母親もまた、王であった父から王位を継承したのです。彼女は王族の家系に生まれました。

さて、成長する段階で、若いジョリーはめったに宮殿の壁の外に出ることはありませんでした。タイバスの地に出かけて行くことはほとんどありませんでした。彼女はごく幼い頃から、君主となるために、王族としての訓練を受けてきました。その地の規則や法律を理解するように構造化され、しつけられてきました。彼女はまた、女王になればやがて、自分のもとにやって来る人たちの判事になるために、陪審員になるための、訓練を受けました。

彼女はごく若い時期に王位を継承し、苦情を聞いたり、訴訟を審理したり、王国の人々の間に起きている様々な論争を聞き、決定を下し、規則を定め、判断を下す責任を負いました。毎日、人々は彼女のもとへやって来ました。

時には、新婚のカップルが口論し、喧嘩して、互いの違いを解決できずに、女王ジョリーの前に連れて来られ、裁定を下されました。彼女はそうしました。両方の側のエネルギーを考慮し、判断を下し、それで終わりました。質問はなく、首が飛ぶこともありませんでした。

時には土地争いがありました。地主が彼女のもとへやって来て、誰かが誰かの土地を盗んだ、土地の区分けを記した標識を動かした、と苦情を言いました。本当に何が起きているのか、その知識はほとんどないまま、彼女はいずれかの側に裁定を下さねばなりませんでした。

人々はあらゆる種類の問題と争いごとをもって彼女のもとへやって来ました。彼女の毎日はただ、裁定や規則を言い渡し、裁定の言葉の1つひとつに違反がないかを確認することに費やされました。彼女はできる限り公平で、正直でいました。王国のすべての人に対して、自分に責任があるのを彼女は理解していました。彼女の言葉がすべてを意味するため、言葉をとても神聖に扱わなければならないのを理解していました。彼女の前に出される件について、その1つひとつを、敬意をもって、バランスをもって処理しなければなりませんでした。

けれども、裁定を言い渡すようになって数年がたつと、彼女は自分の仕事にとてもうんざりして、フラストレーションを感じるようになりました。彼女は毎晩、自分の部屋に戻ると、こう思いました。「もっと良いやり方があるはずだ。争いを持つ人たちに対して、ただ裁定を言い渡す以上の、もっと良いやり方があるはずだ。彼らは何も学んでいない。問題の解決の仕方を学んでいない。自分たちの間で解決する方法を学んでいない。彼らはただ、最終的な判断と最終決定のためだけに、ここに来る。」 女王ジョリーは、自分にこう言うこともありました。「私が正しい決定を下したのかどうかも、分からない。私の前にやって来る人たちのことを、私はほとんど、知らない。ほとんど知らない。彼らは問われている罪を本当に犯したのだろうか? 家族や友人から、本当に盗んだのだろうか?」

彼女は、女王としての役目を果たし続けました。裁定を言い渡し続けました。でも、この苛立たしさの感覚は、落ち着かない感覚はひどくなるばかりで、激しい偏頭痛を引き起こすほどでした。激しい偏頭痛の合間には、当然ながら、彼女が抱えていた訴訟は滞り、彼女を頼みにして、狼狽して答を求める人々はさらに増える一方でした。偏頭痛がない時には、風邪をひいているか、インフルエンザにかかっているか、何か悩みを抱えていました。自分がしていることに満足していなかったからです。ですから毎日、そこへ戻って裁定を下すのを避けるために、このようなものを自分に与えたのです。当然、王国では物事が悪化していました。どうすべきか言い渡す、統治する人がいなくなったからです。

ある日、完全に不満をつのらせ、絶望しきった彼女は、護衛に、森に住む年老いた賢人を呼ぶように言いました。ええ、良い話には森に住む年老いた賢人がつきものですから(笑)、彼女もそのような話をいくつか知っていましたので、王国のどこかに年老いた賢人がいるはずだと知っていました。そこで彼らは賢人を連れて来ました。彼女のプライベートな部屋に連れて来て、彼女は年老いた賢人に話をして言いました。「私は自分がしていることに、とても不満を抱いています。喜びや幸福感はありません。いちばん不満を感じるのは、誰も学ばないということです。彼らはただ、絶えず同じことをやり続けているだけなのです。最悪の状況になったら、裁定のために私のもとへやって来ることになります。私はまるで彼らの罪悪感や不名誉をすべて、彼らの問題のすべてを拾い上げているかのような気持ちでいます。もう、それはやりたくありません。」 彼女は言いました。「私は教師になりたいのです。判事ではなく、教えたいのです。統治するよりも、教えたいのです。ですから、賢人よ、私はどうすれば良いのでしょうか?」

そこで、年老いた賢人はくつろいで、深々と深呼吸をしました。年老いた賢人は、そういうことをするものだからです。(少々、笑) そして彼は言いました。「女王としての肩書きをあきらめなければなりません。この美しい、壮麗な宮殿から出て行かなければなりません。平民に変装しなければなりません。どこか、あなたのことを誰も知らない小さな村へ行けば、教師としてのあなたのワークを始めることができます。」

さて、ジョリーは、このすべてのことに、少し不安になりました。それは彼女の人生が大きく変化することを意味していましたし、自分が本当に変装できるのか分かりませんでした。この美しい邸宅の、彼女が暮らしていた美しい宮殿の快適さをあきらめることができるのか、分かりませんでした。でも、少し熟考して、これからまた30年、40年、50年と毎日、裁定を下し、判断を下すことを考えて、彼女は言いました。「私はやります。」 さて、年老いた賢人は、もちろん、こう言いました。「常に、予期しないことが起こり得ることを、覚えておきなさい。物事は見た目どおりではありません。(笑、トバイアスもくすくす笑う) 目を見開いていなさい。バランスのとれた、安定した場所に自分をおいていなさい。」

さて、数週間後、女王は、ひとりきりで外国の地を訪れるという長いメモを書きました。海の向こうに何があるかを見たいから、と。彼女は誰も彼女をみつけにこないように手はずを整え、いつの日か戻るから、と言いました。その間、問題や争いごとを抱えた人たちは、裁定が必要な人は、王宮の他の者のもとへ来るように、と。彼女は平民として変装するために、ほんのわずかな荷物だけを手にして、それまで言ったことのない小さな村へ行きました。そこは、「普通の村(コモンヴィル)」という名の村でした。(少々、笑、トバイアスはくすくす笑う) 彼女は言いました。「ここで私はティーチング・ワークを始める。」 「ここが、私の本当の情熱を見出し始める場所だ。」 彼女は、コモンヴィルの人たちに、あらゆる素晴らしい、賢明なことを教えられるのだと思うと、とてもワクワクしました。

彼女は、部屋を貸していた、ある家族のもとに住むことにしました。彼らには余分なお金が必要でした。その家族は問題をたくさん、抱えていました。金銭的な問題も抱えていました。家族の間で問題がありました。常に争っていました。ジョリーはこう思いました。「私のティーチング・ワークを始めるには、うってつけの場所だ。」

そうして彼女はそこに移り住み、荷ほどきをすると、すぐに彼らを教え始めることにしました。教えるというのがどんなものなのかは、実際には知りませんでしたが、それがいったいどんなものなのかは理解していませんでしたが、彼女はその家族の父親のもとへ行って、こう切り出しました。「あなたがこれだけの金銭的な問題を抱えている理由は、収支が合っていないからです。稼ぐ以上に使っているからです。あなたは週に数日しか働いていないので、家族を養う十分なお金が入ってこないのです。ですからあなたの家族は互いに言い争ったり、喧嘩するのです。」

家族の父親であるボブに話しながら、彼女は大きな笑みを浮かべました。彼はテーブルをドン!と叩いて、その音があまりに大きかったので、ジョリーは少し、おびえましたが、彼はこう言いました。「俺の金のことに口出しするなんて、何様のつもりか? おまえには分かっていない。部屋から出て行って、俺の立場になってみるまで、俺がどう対処すべきかというようなことに口出しするな。」

彼女には分かっていました・・・ 家族の間にはたくさんの問題がありました。スーザンという10代の女の子は、家族と、またボーイフレンドと、人生の様々なことで問題を抱えていました。そこで彼女は思いました。「では代わりに、スーザンの教師になろう。」 そこで彼女はスーザンのそばに座り、言いました。「あなたがこの男の子との間に問題を抱えているのは、彼があなたをコントロールしようとしているからで、あなたが与えてほしいと思っている気遣いがないからで、だから、あなたがする必要があるのはこういうことです。」 そして彼女はスーザンに少し、アドバイスをしました。するとスーザンは席を蹴って、顔をしかめて言いました。「私がボーイフレンドとどうすべきか言うなんて、何様のつもり? あなたは結婚もしていないじゃないの! 多分、これまで男の人とつきあったこともないでしょう。なのに、こうしてやって来て、私の問題を解決しようとするつもり? すぐに部屋から出て行ってちょうだい。」

数日間のあいだに、ジョリーはその家の人たち全員に教えようとしましたが、実際、説教までしようとして、放り出されました。彼女はここで、貴重なレッスンを学びました。問題を解決したくない人たちが実は、たくさんいるのだというレッスンを学びました。教師になりたいのなら、自分の問題にしがみついたままでいるのを選んでいる人たちに、無理強いしないことです。

さて、ジョリーは、コモンヴィルではあきらめませんでした。じきに彼女はレストランで時間を過ごしているうちに何人か友達を作り、バーバラという素敵な若い女性と知り合いになりました。彼らは話をするようになりました。バーバラはあらゆる種類の問題や争いごとを抱えていました。もちろん、ジョリーは何とか彼女を助けようとしました。問題を解決しようとしました。でも、どうもこの新しい友人のバーバラには、話が通じないようでした。バーバラはただ、自分の健康問題や、感情的な問題について際限なく、話し続けました。自分が何回、結婚したのかについて、延々と話しました。子供たちがこれだけのトラブルに巻き込まれているのだということをずっと話し続けていました。

ジョリーはとても不安になりました。友人であるバーバラも助けられなかったからです。やがて、ただ、立ち去るしかありませんでした。ただ去って、バーバラの教師になるのをやめるしかありませんでした。ここでも彼女は、貴重なレッスンを学びました。本当には助けをほしくない人がいるということです。自分たちの問題がどれくらい壮大なものかというのをただ、話したいだけの人たちがいるというのを。彼らは解決策を求めているわけではありません。時に彼らはただ、自分の問題がより大きく、より良いものであると、他の人間よりも特別だと知るためのエネルギーがほしいだけでした。

さて、ジョリーは、この教えるということそのものに、少々、打ちひしがれていました。でも、彼女はやり続けることにしました。そして若い男性に出会いました。彼女に興味を持ち、ジョリーもまた、彼に興味を持ちました - 彼を教えることに。この時点で彼女は、教えるためなら、何でもするつもりでした!(笑) 彼女は、毎晩、毎日を彼と一緒に過ごしました。話したり、おしゃべりをしたのですが、彼のもとを去る時はいつも・・・ 彼の名はジムと言いましたが・・・ 彼と別れるといつも彼女は消耗したように感じ、また病気になってしまうくらいまで、疲れ果ててしまいました。完全に消耗してしまうように感じて、ある日彼女は言いました。「もう、あなたに会うことはできない。あなたの教師になろうとすることはもう、できない。」 ここでも彼女は、貴重なレッスンを学びました。本当には変わりたくない人がいるということを。彼らはただ、あなたのエネルギーを奪いたいだけです。彼が彼女に対してしていたのは、まさにそれでした。彼女のエネルギーをただ、奪っていました。

さて、長い話をさらに長くするなら・・・ (たくさんの笑) 長い話をさらに長くするなら、ジョリーはコモンヴィルで教えようとすることに、あまりにも不満を募らせてしまい、とうとうそこを去りました。彼女は森に住む老人を探しに出かけました。事実、彼女は彼をみつけ、そこに座って言いました。「私は教師になりたかったのです。本当に情熱を持っていました - 本当に情熱を - でも、どれもうまくいきませんでした。人々は、変わりたくありませんでした。自分たちの問題にしがみついていたいのです。ただ、私から養われたかっただけでした。自分たちの問題が、いかに壮大で、特別なものかを話したいだけで、どうにかしたいとはあまり、思っていないのです。ですから、私はどうすれば良いのでしょう? どこに行けば良いのでしょうか?」

すると、森に住む年老いた賢人は深呼吸をすると、つまり、年老いた賢人はそういうことをするものだからですが、(笑) 言いました。「問題になっているのは、あなたに警告しようとしたことは、ひとつには、あなたには経験がないということでした。本当に教師になるための、ノウイングネスがなかったのです。あなたには情熱がありましたが、経験がありませんでした。あなたはこれから、別の町に、別の場所に行かなければなりません。ふつうの人々が抱えている、あらゆる問題を引き受けて、体験しなければなりません。このプレインフィールド(質素な、平原)と呼ばれる場所へ行く必要があります。結婚して、子供を生んで、職に就くのです。自分が女王だったことを忘れる必要があります。教師になりたかったことすら、忘れる必要があります。そこに行き、そのようなあらゆる問題や争いごとを抱えているのがどんなものかを、ただ体験し、それを生きるのです。あなたが教えたいと思う人たちに対して、本当の、深い共感を持てるように。

ジョリーは、自分が生まれた場所について考えました。王国について考えました。自分の情熱について考えました。他にどこに行けば良いのか分からなかったので、彼女は老人のアドバイスに従って、プレインフィールドに行きました。彼女は結婚し、子供を生み、じきに忘れてしまいました。なぜ、自分がそこにいるのかを、忘れてしまいました。他の人たちのように彼女は暮らしました。

これは何年も、何年も続きました。このタイバスという雄大な地の女王であったこともまったく、忘れて。ある日、当然の成り行きとして、彼女は、何かが胸によみがえるのを感じました。内側が震えるような、ガラガラと音を立てるような感じがありました。人生のあらゆるものが変わり始めるのを、感じました。彼女はもう、自分がどこから来たのか、思い出せませんでしたが、何かが起こっているのは分かりました。彼女は再び目覚めようとしていました。

さて、どこからやって来たのか忘れてしまい、なぜ、このような長い旅を続けてきたのかも忘れていましたが、内面で何かがおかしいと感じながら、とても混乱して、フラストレーションを感じながら、他に頼るところもなく、彼女はある日、森をさまよっていました。そして、当然の成り行きとして、年老いた賢人に出会いました。彼女は言いました。「年老いた賢人よ、」 - もちろん、彼は彼女を覚えていました - 「年老いた賢人よ、私の人生は何かが変化していて、それが何なのか、私には分かりません。何かが不満なのです。私は妻でした。母親でした。良い職に就いていました。でも、このどれも、もう私を満足させることはありません。いったい何が起こっているのでしょうか? あなたは私を助けてくれる、年老いた賢人だと聞いたのですが。」

そこで年老いた賢人は、彼女を座らせました。もちろん、彼は彼女を、女王として覚えていました。教師として覚えていました。そこで彼は、その話をしました。彼が覚えている彼女のことを。彼女は当然のことながら、それを信じませんでした。自分が女王だったという事実を受け入れることはできませんでした。それはあまりにも大げさな話でした。自分がタイバスの広大な地の女王でいることをあきらめて、教師になるために出て行ったという事実を、彼女は受け入れることはできませんでした。それはクレイジーなことに思えました。プレインフィールドまで出かけて行き、自分が誰であるかを忘れ、ふつうの人の人生に入って行ったという事実を、彼女は受け入れることはできませんでした。すると、年老いた賢人は言いました。「あなたがそうしたのは、共感を持つためでした。教師になることができるようにするためでした。あなたの国の人々を助けるためでした。」

彼女は彼に対して、とても腹を立てました。怒りました。彼女は怖れを感じました。吐き気を感じました。不安を感じ、うろたえました。なぜなら、そのすべてが、彼女の現実を揺るがしたからです - 自分はただのふつうの人だ、という現実を。

年老いた賢人は言いました。「ええ、そうです。あなたは私に、あなたに話をして、あなたが誰なのか、思い出させるようにと頼んだのです。他の人たちのように生活し、幻想のなかに生きて、集合意識のなかに生きることで、あなたが共感を培った今、教師になれるのだ、と思い出させてほしいと、あなたが頼んだのです。以前は、あなたは説教師になろうとしていました。以前はあなたは、人々のところに行って、生きる方法を教えようとしていました。でも、もう、彼らが体験したことを、あなたは本当に感じることができます。あなたにはハートがあり、魂があり、共感があります。もう、最初に志したことが、あなたにはできるのです。」

その瞬間、ジョリーはすべてを思い出しました。自分が女王だったことを思い出しました。コモンヴィルに行き、あらゆる人を変えようとしたことを思い出しました。深い眠りに入り、この意識の昏睡状態に入ったことを思い出しました。忘れるために、他の人たちのように生きれるように。自分の王国と、そこにいるすべての人々に、本当に役に立つために、これを始めたことを。

その記憶により、彼女は目覚めました。彼女は年老いた賢人をじっとみつめて、言いました。「ありがとう。ずっと私とともに、最後までここに一緒にいてくれて、ありがとう。驚くべき旅でした。もう私は出て行って教えることができます。果てしなく求め続けた情熱を、もう持つことができます。」

彼女は彼を抱きしめて、キスをして言いました。「ところで、あなたのお名前を聞くのを忘れていました、年老いた賢人よ。」 彼は微笑んで、オットーマン(足置き)に足を上げ、ワインをひとくち、飲み、葉巻を一服して(笑)、言いました。「私の名は、トバイアスです。」(爆笑)

さて、シャーンブラの皆さん、私は長い話をしましたが・・・ ちなみに、もっとずっと長くすることもできましたが・・・ (笑) 私がこの話をしたのは、それがあなただからです。私はあなたとずっと一緒にいました。あなた方のなかには、自分が天使の家族の指導者であり、統治者であったことを、なかなか受け入れられない人がいます。そのバランスをとることが、なかなかできないのです。そうではないですか? それは、何というか、あなたの感情に訴えるものなのです。

あなたは、自分が天使の家族の代表として、選ばれてこの地球にやって来たことを、「アークのオーダー」の144、000のエネルギーのひとつを代表してやって来たことを、なかなか理解できずにいます。自分の天使の家族のために、王族でいるのをあきらめたことを、あなたはなかなか、理解できません。それをあきらめることで、彼らを教えていけるということを、彼らがあなたから学ぶことができるということを。自分が仮にも天界の故郷を去り、人間に変装し、ボブとして、パットとして、メアリーとして、誰であろうと、ふつうの人に変装したことを、なかなか理解できません。他の人たちのような身なりをして、他の人たちのようにふるまい。

セント・ジャーメインは、あなた方と話した時に、少し、あなた方を挑発しました。彼は、あなたは特別だ、と言いました。あなた方は、教師です。これは、特別なグループです。いくつか、挑発をしました。あなたがなかなか、それを受け入れられないでいるからです。あなたはあまりにも人類の意識のなかで - ふつうの意識のなかに - 自分を見失ってしまいました。

けれども、私はあなたに思い出してもらうために、ここにいます。私が、年老いた賢人です。あなたがなぜ、去ったのか、なぜ、あなたの天使の家族を去ったのかを、思い出させるために、私はここにいます。あなたが教師になるという、この情熱をいかに実現しようとしたのかを思い出させるために、ここにいます。あなたは過去に数回、つまずきました。どれくらい、あなたがこの地球という、そして人類というエネルギーのなかに、本当に没入し、内面に共感と智慧を培ってきたのか、そして今、教師になることができるということを。

あなたは、教師になります。この地球の人間たちに対してだけではなく、「故郷」で目覚めつつある、あなたの家族の教師に。

そして、そういうことなのです。
(And so it is.)



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